脳と心の健康習慣サービス「はなしてね」、愛知県「あいちデジタルヘルスプロジェクト」共創促進事業に採択

株式会社IGSA(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:松島創一郎、以下「IGSA」)は、愛知県の2026年度「あいちデジタルヘルスプロジェクト」共創促進事業「新サービス創出事業」に、脳と心の健康習慣サービス「はなしてね」による実証事業「声から始める、届かなかった層への脳と心の健康増進」が採択されたことをお知らせします。実証は小牧市の協力のもと、2026年8月から2027年3月にかけて実施します。
採択事業の概要
- 事業名:声から始める、届かなかった層への脳と心の健康増進
- 事業概要:外出記録・声日記・脳の健康測定を組み合わせて解釈するライフログを社会実装。これまで健康支援が届かなかった層に対し、継続的な見守りと、脳と心の健康増進を提供。
- 実施期間:2026年8月〜2027年3月
- 実施地域:愛知県小牧市
- 協力団体:小牧市、東京都健康長寿医療センター研究所、国立長寿医療研究センター
愛知県による発表はこちら:https://www.pref.aichi.jp/site/aichi-dhp/aichi-dhp-kyoso-26project.html
実証の内容
「はなしてね」は、LINEで使える、発話を中心とした脳と心の健康習慣サービスです。本実証では、次の3つの記録を組み合わせて、住民の脳と心の健康づくりを支えます。
- QRチェックイン:まちの施設などに置かれたQRを読み込むだけで、外出を記録します
- 声日記:その日の夜に届く案内から、今日のことをひとこと録音します。記録が続くほど、思い出と自分の変化が見えてきます
- 脳の健康測定:1分間話すだけで、脳の健康状態の傾向を確認できます
健康を前面に出さず「声の日記」を入口にすることで、介護予防教室や検診といった従来の接点では届きにくかった層への到達を目指します。3つの記録はAIが自動で組み合わせて解釈し、「外出した日は声日記が明るい話題になりやすい」といった、自分に合った過ごし方の気づきとして本人に返します。
9月から小牧市内で設置・周知を順次進め、参加状況や健康状態の変化をデータとして蓄積し、社会実装につなげます。
※実証期間中、小牧市在住の方は無料でご利用いただけます。
背景
認知症の国際的な研究(ランセット委員会 2024年報告)では、14の修正可能なリスク因子への対応により、認知症の最大45%は予防または発症を遅らせられる可能性があるとされています。日本の人口データを用いた研究(The Lancet Regional Health – Western Pacific, 2025)では、この割合は38.9%と推計されています。このうち、「はなしてね」が日々の声と外出の記録から把握に寄与できるのは、身体不活動(6.0%)・社会的孤立(3.5%)・うつ(2.6%)の3因子、合計12.1%です。
また、アミロイドβやリン酸化タウといった脳内の変化は、認知症の発症より15〜20年ほど前から始まるとされています。症状を自覚する前の段階から、生活習慣の改善も含めた超早期の予防に取り組むことが重要です。
「はなしてね」は、声日記と外出の記録をAIが解釈することで、日々の状態の変化に本人が気づける仕組みをつくり、これらの因子への働きかけと超早期の予防の実現を目指します。本実証は、その社会実装に向けた取り組みです。
※リスク因子の割合は集団に対する推計(人口寄与割合)であり、個人の予防効果を保証するものではありません。
※出典:Livingston G, et al. The Lancet (2024)/The Lancet Regional Health – Western Pacific (2025) "The potential for dementia prevention in Japan"
あいちデジタルヘルスプロジェクトについて
高齢化の進展に伴い医療や介護が必要な人々が急増する一方、その担い手は大幅に不足する見込みです。「あいちデジタルヘルスプロジェクト」は、こうした超高齢社会の危機の克服に向けた新展開として愛知県が立ち上げました。本プロジェクトでは、産学官からなる「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」を推進母体に、デジタル技術を活用し、「健康寿命の延伸」と「QOLの維持・向上」に貢献する各種サービス・ソリューションの創出・提供を目指します。
詳細についてはこちらのページをご覧ください。
「はなしてね」について
「はなしてね」は、わずか 1 分間スマートフォンに話すだけで脳の健康を 4 つの領域でスコア化する音声言語AI を用いた脳の健康習慣サービスです。年 4 回の脳の健康測定に加え、毎日の「声日記」、弱い領域を強化する「声アクション」、「こころの調子チェック」、「フレイルチェック」、地域サービス連携などの機能を備え、ご自宅で続けられる脳や心の健康習慣をサポートします。
- 対象: 50歳以上の個人の皆さま、離れて暮らすご家族の脳の健康が気になる方、自治体・介護事業所の皆さま
- 無料プラン: 0円 / 毎日の声日記・当日分の文字起こしの確認・月次サマリー(概要のみ)・脳の健康測定(初回1回)
- ベーシックプラン: 月 200 円 (年払い 2,000 円) / 年4回の脳の健康測定・毎日の声日記(+AI要約)・フレイルチェック・こころの調子チェック / 1 週間無料トライアル付き
- プレミアムプラン: 月 500 円 (年払い 5,000 円) / ベーシックプランの全機能に加えて、領域別スコア・同年代比較・声アクションの個人最適化提案
「はなしてね」は現在、複数の自治体と連携してサービスを展開しており、今後は本実証の成果もふまえ、愛知県内での連携をさらに推進してまいります。自治体と連携して展開している地域では、ベーシックプランを中心に無料でご利用いただけます。
脳の健康測定の技術は、東京都健康長寿医療センター研究所とIGSAが共同開発しています(特許出願済み)。サービスサイト:https://lp.hanashitene.com/
株式会社IGSAについて
IGSA(イグサ)は、日本古来の畳のように、社会を温かく柔らかく持続的に支えるAIシステムにより、持続可能な幸せを目指す、東京大学松尾・岩澤研究室発のAIカンパニーです。業務と組織のあり方をAIを前提に再設計する変革伴走プログラム「IGSA X」を主力事業として、コーディングエージェントを中心にした基幹系・業務支援系システムとAIワークフローの高速実装から定着までを一気通貫で担い、企業や自治体のAIネイティブ化を支援しています。また、ヘルスケア領域では、音声発話から脳の健康状態を推定し、脳の健康管理・増進を行う「はなしてね」を開発、提供しています。
- 所在地: 東京都文京区本郷6丁目25番14号 3F
- 設立: 2022年8月
- 代表者: 松島創一郎
- 事業内容: AIソリューション・発話バイオマーカー技術の開発、販売、提供
- コーポレートサイト
本件のお問合せ先
- 「はなしてね」問い合わせ窓口
- 株式会社IGSA 広報担当 Email:marketing@igsa.jp